『東日本大震災~地震と津波、その瞬間~』
スポンサーリンク
ナショナルジオグラフィック制作の『東日本大震災~地震と津波、その瞬間~』をみた。
今日は3月11日、東日本大震災からちょうど3年になる。
朝からどのテレビ局も震災関連の放送をやっていて、なんとなく見る気がしなかったので、なんかないかなーとザッピングしていたら、ナショナルジオグラフィックチャンネルにぶち当たり、この番組を見ることにした。
結局震災関連の番組を見ることになったのだけれど、キー局制作の番組より何倍も価値があったと思う。
番組は、震災当時に撮られた映像を時系列に流し、そこに少しのナレーション、といった感じで構成されていた。
映像には一般人が撮影したものも結構使われていて、それがリアリティーを際立たせていた。
地震発生直後、大きく揺れる地面や建物、怯える外国人、都心で立ち尽くす人々、津波から逃れるため避難する人、が映し出されていた。
そして地震発生から30分後、白波を立てて押し寄せ、すべてを飲み込む巨大津波の映像、「もう終わりだ」とこぼす人々の様子などが流れた。
その後、津波の被害、原発のことが少し映されて、最後に天皇陛下の言葉で締めくくった。
おそらく、制作は震災から半年後くらいのものだと思うが、地震発生直後から津波が押し寄せてくるまでの映像はとにかく終末感がもの凄かった。
普段せわしなく動いている東京の人々がみんな一様に立ち尽くしていたり、「すべてがおわった」と叫んだりつぶやいたりする人がいたり。
世界の終わりはこんな風に突然やってくるのかもしれないと思うと泣きそうになった。
これだけ生々しい映像を見たのは震災直後以来だったので、衝撃も大きかった。
震災の被害を全く受けていない自分が見ても刺さるものがあったので、実際に被害にあった方々が見ると苦痛を受ける番組かもしれないけれど、自分の中で、2011年3月11日に起きたことは忘れてはならないことだと思うので、この番組を見てよかった。