郷愁を誘うテレビアニメ『団地ともお』
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『団地ともお』というテレビアニメが土曜の朝9:30からNHK総合で毎週放映されています。時間がある時に見ている程度なんですが、このアニメ、なかなか大人向けで郷愁を誘います。
タイトルに"団地"とついているだけあって、舞台は団地。そこに住む小学生・木下ともおを主人公にしたなんだかほんわかするアニメです。
団地に住んでいたり、団地で遊んだことあるものなら思わず「あー、これ、わかるわー」というようなエピソードがよくあります。
覚えているのはともおが同級生のみつおとともに団地で見つけた“何かを示した石”を手掛かりに宝探しをするという話。
団地にはなぜかいろんなものがあります。僕も団地で育ったのでわかるんですが、ともおたちが見つけた変な形をした石のほかにも割れた皿、変な人形など。
今になってみたらなんの変哲もないものですが、当時の僕らにはとんでもない宝物に見えていました。想像力が豊かだったのか、大人になってなにか大事なものをなくしてしまったのかわからないですが、団地という狭い世界で僕らは目を輝かせて生きていたんだと思います。
そんな当時を少し思い出させてくれるのがこのアニメのいいところ。
特に結論を出すわけではなく、余韻を残すような感じで終わっていく話が多いのもなにか心地がいい。
『団地ともお』は もともと週刊スピリッツに連載されているもので、そちらもなかなかほっこりするんですが、アニメになるとそれがより一層際立つように感じます。
子ども向けなのに大人も楽しめる、とてもいいアニメだと思います。