僕には借金がある

ヘルペスができた

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月曜日、朝目覚めると鼻の下に違和感があった。

鏡を見てみるとヘルペスができていた。
口唇ヘルペスというやつだ。
 
「あ〜、やっぱりできたか…」
 
前の晩にムズムズしていたので予測はできていた。
どうにかしようと、リジンを飲んで、ヨーグルトを食べて…と手を尽くしてはみたが、あまり効果はなく、萎えるものがそこにはあった。
 
嫌なやつ。
 
これができると2、3日は憂鬱になる。
だいたい2〜3日はムズムズ、チクチクするし、なにしろ水疱ができて見た目がよろしくないので、他人に患部を見られたくない。
ほんとに気持ち悪いのだ。
おまけに水疱が縮んでかさぶたができて、それが取れて綺麗になるまで1週間か以上かかったりする、という本当に厄介なやつ。
 
 
とまあ、こんな感じでヘルペスができた時は憂鬱な気持ちになるのだが、最近は塗り薬が出てきたり、リジンというサプリメントを飲んだりして、うまくいけば3日目にはかさぶたになっていたりする。
 
今回もいつも使っている、ヘルペシアという塗り薬を塗ろうとしたが…中身がほぼなかった。
その一回はなんとか絞り出したのだが、それで使い終わってしまった。
 
幸いなことに月曜日は休みなので、塗り薬は買いに行ける時間はある。
だが、その日は結構な快晴だったので昼間に外出するのは避けたかった。
直射日光はヘルペスに良くないのだ。
他にもスナック菓子やアルギニンを多く含む食品も良くないらしい。
 
そういうことなので、日も傾きかけた17時過ぎにようやく家を出て、近くの商店街にあるドラッグストア向かった。
 
口唇ヘルペスの薬は第一類医薬品なので普通の棚にはない。
レジに行って、後ろの棚から出してもらわなければならない。
 
「あの、すみませ〜ん、口唇ヘルペスの薬ありますかー?」
 
と聞くと、レジにいた店員に
 
「あー、あるにはあるんですけど…今日は薬剤師の方が帰ってしまいまして……。
販売することはできません。すみません…。」
 
全く予想していなかった。
薬剤師が不在ということを。
 
第一類医薬品なので薬剤師が居ないと売ってもらえないし、初めての人は病院で処方箋をもらっていないと売ってもらえないことも知っていた。
けれど、薬剤師が不在ということは頭になかった。
そして、おそらく、この店にいた薬剤師は17時で上がったと想像できて、売ってもらえない虚しさと自分の不運さを嘆いた。
 
気を取り直して、近くにある別のドラッグストアに向かった。
しかし、結果は同じ。
またしても、薬剤師不在で売ってもらえず。
 
どうしたものか。
虚しさと自分の不運、そして少し苛立ちながら帰った。
 
しかし、その帰り道、女神がいた。
来た道と少し別の道を通って、ふらふら自転車を漕いでいると、一軒の小さな調剤薬局が見えた。
どうせ、ないだろうな、と一度素通りした。
実は昼間、家から歩いて1分のところにある調剤薬局に行ったが、ヘルペスの薬置いていなかった。
 
一度通り過ぎたものの、ダメ元でいいや、と180度ターンをかまして、その薬局に入った。
ちょうど18時すぎで、どうやら店主はそろそろ店じまいしようとしていたようだった。
 
こんなに狭いし、ないかな、と思いつつ
 
「すみません、口唇ヘルペスの薬ってありませんかね?」
 
僕の顔を見るなり、ヘルペスができているのに気づいたのか
 
「あー、そこにできたんだねー、ストレスが溜まったんやね〜」
 
と言いつつ、おもむろに引き出しを開けてアクチビアを取り出した。
アクチビアはヘルペスに効く塗り薬の一つで以前使用したこともあった。
効果はヘルペシアと同等なイメージだ。
 
「これを塗ればいいからね〜、あと2年くらい使用期限があるから、とっとけばいいよ」
 
と優しい笑顔で差し出してくれた。
1040円也。
 
優しい笑顔のおばあちゃん店主に少し癒され、帰途に着いた。
 
アクチビア、リジンの効果もあり、水曜日の夜あたりからかさぶたになりはじめた。
早く取れるといいな。
 
ちなみにだが、アクチビアのこの値段はかなり格安だったようだ。
感謝。

 

 --追記--

僕がいつもやっている対処法についても書きました。

 

changeless21.hatenablog.com

 

 

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