『河童のクゥと夏休み』
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今週のお題「ふつうに良かった映画」
今週のお題について初めて書いてみます。
僕の「普通に良かった映画」は、なんとなく見始めたけどいい映画で最後まできっちり見て感動した『河童のクゥと夏休み』です。
検索したら2007年公開になっていたので、もう8年も前のことになります。
僕は当時大学生でお金もなく暇を持て余していて、よくネットで映画を見て時間を潰していました。
その当時Yahoo動画というサービス(今はGyao)があって、そこでネット試写会のようなものをやっていて、画面上でクラッチを削って一列揃うと視聴権を得ることができ、パソコンで映画を見ることができていました。
暇な大学生の僕は、無料ということもあり、この試写会があるとせっせとスクラッチに挑戦し当たったり外れたりしながら面白いような面白くないような映画を見て過ごしていました。そんな時に出会ったのが『河童のクゥと夏休み』です。
僕は普段アニメはあまり見るほうではないので、どうかなーと思いつつも、監督が『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』の原恵一さんだったので少しの期待を抱きつつ見始めました。
主人公の小学生、康一が河童の子供、クゥと出会いいろいろなこと経験していく、という話だったんですが、その中に環境問題だったり、マスコミの過熱さなどを盛り込んで大人の醜さや家族の絆など見せてくれます。
僕が当時一番感じたのはマスコミ(大人たち)の醜さでした。康一とクゥはピュアな存在として描かれているので、余計にマスコミや周りの大人たちが汚い存在に思えてすごく残念に感じた記憶があります。僕は20そこそこだったので社会からは大人に分類される年齢ということもあって、なにか複雑な気持ちを抱いたのかもしれません。
途中、このようなことを感じながらもやもやしながら見ていましたが、最後はなんやかんやで感動させられました。
この映画には現代社会への皮肉がたくさん込められていますが、決してストーリーが難しくなく、むしろわかりやすいです。そして感動もできます。
大人が見ても子供が見ても楽しめることができるいい映画だと思います。